ストリートファイターZERO2 ダンの究極奥義 超ヒャッホウの解説

 ストリートファイターZERO2という格闘ゲームがありまして、ダンという素敵なキャラがいました。長い間に渡って色々な人がダンを研究し、変で笑える技がいくつか発見されました。 ここでは便宜上それを『超ヒャッホウ』と呼称し、解説します。

 この技の発動は、アーケード版、サターン版、PS版のZERO2、及びアーケード版ZERO2アルファで確認されています。
「挑発伝説」とは違うので間違えないようにしよう!

 以下、「超ヒャッホウ」の解説です。
資料1と資料2で概要を示し、そのあと詳細を基本編・応用編に分けて続けます。 (公開 1997年頃 update 2007.03.20)

資料1【○ 正しい超ヒャッホウ】
資料1

 これが正しい「超ヒャッホウ」の軌道です。横への移動距離が尋常ではなく、端〜端までどころか、画面をスクロールさせるほどダンが翔んでいます。春麗さんも驚きを隠せない様子ですね。

 ZERO2のゲームシステム上、地上でオリコンを普通に発動した場合、そのオリコン中にジャンプ挑発(ヒャッホウ)はできないわけですが、ある入力方法によってそれを可能にしているのが「超ヒャッホウ」なのです。


資料2【× 単なるオリコンヒャッホウ】
資料2

 一方、これが「ジャンプ+オリコン発動+挑発」の軌道です。横への移動距離が小さいですね。超ヒャッホウとは似て非なるものであることがわかると思います。これではローズお姉様に「まだまだね」などと言われてしまいそうですね。


基本編
発動【基本編1】

 ゲージがたまったら(1でも十分です)、レバーを上要素方向(左上or上or右上)に入れると同時にオリコンを発動させます。

 このとき、ジャンプしてしまうと失敗なので注意してください。「レバー上方向の入力」と「オリコン発動のボタン押し」を同時に行い、ジャンプしないようにするのです。ゲームシステム上、レバー上方向の入力のあと実際にジャンプするまでには、ごくわずかなタイムラグが存在します。この時間内に(ジャンプしてしまう前に)ボタン押しを行い、レバー上方向の入力を(見掛け上)キャンセルする、という点がザンギエフの立ちスクリューと似た感覚です。

 するとダンは地上でオリコン状態になりますね。ここまでが第1段階です。


跳躍【基本編2】

 そして第2段階。おなじみの後転挑発のコマンド(↓/← + 挑発ボタン)を入れると…。

 ヒャッホウ!! ダンが空を翔びます!!

 ※ここで単なる後転挑発になってしまう場合、その失敗の原因は第1段階の入力ミスにあり、レバー上要素の入力が内部処理で受け付けられなかったということになります。きちんとレバー上要素とオリコン発動が同時にできていれば、この後転挑発の入力で超ヒャッホウが発動します。


応用編・フィニッシュヒャッホウ
応用1【応用編1】

 超ヒャッホウは、必殺技をそのオリコン中に出してしまったあとは発動しませんが、通常技のみを出したあとならば発動が可能です。それを利用した応用技を紹介しましょう。

 まず、上記の基本編と同じ理論で、ジャンプしない入力タイミングで「レバー上方向+オリコン発動」をさせた後、地上で相手を通常技のみで殴りつけて勝ちます。ごめんね、さくらさん。

応用2【応用編2】

 オリコンフィニッシュによって画面がスパーク! そこであせらず後転挑発コマンドを入力。スローが掛かっているため非常にタイミングは難しいのですが、正しく2段階のコマンドが成功していれば超ヒャッホウが発動し、このようにとてもイカス勝ち方ができます。

 ←クリックで拡大です。最高だぜダン!! 輝いてるぜダン!!!

応用3【応用編3】

 勝利の余韻に酔いしれましょう。

 ←クリックで拡大です。



補足
2P側における超ヒャッホウ 【補足】

 ダンが右側にいるときに超ヒャッホウを発動させると、このように後ろ向きに飛んでいきます。へっぽこでいい感じですね。


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